DX時代、RPA活用のベストプラクティスとは?
はじめに
皆さんこんにちは。やっと緊急事態宣言の解除が表明されましたね(5/25時点)!
今回のコロナウィルスで「働き方」について様々な課題が見えたかと思います。
2020東京オリンピックの開催に合わせて、在宅勤務・テレワークの準備を進めていた企業は、今回スムーズに働き方の切り替えができたのではないでしょうか。
また一方で通勤せざるを得なかった方、在宅勤務とはなったものの生産性が上がらず、出社して仕事された方などいらっしゃるのが現状かと思います。
では、今回のコロナウィルスのように予期せぬ事態が発生した時、自分の身を守り、かつ経済活動を止めない為にはどうしたらよいでしょうか。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは
働き方の柔軟性が求められる昨今で前述の課題を解決するものとして、DXを推し進めることが挙げられます。
みなさんもDXというキーワードは耳にしたことがあるかと思いますが、まずは、以下に筆者の主観も交えながらDXについて簡単に説明したいと思います。
DXの概念的な部分についは、過去に弊社のコンサルタントが記事にしておりますので、ご一読ください。
現代、スマートフォンの普及により多種多様なサービスが展開されており、その中でも馴染みのあるUber Eatsを例に考えてみます。
ストアから配信されるアプリがプラットフォームとなり、アプリ上でお店、料理を選び、決済までも完了します。簡単に言えば、「出前」なのですが、蕎麦屋に電話してざるそばを注文するのとは明らかに違いますね。
Uber Eatsが世間に浸透したことで、イートインスペースを持たないキッチンのみの店舗ができたり、誰でも簡単に配達員としてお金を稼ぐことができるようになりました。
これらはスマートフォンとアプリを利用して新しいビジネスを切り開いたDXと呼べると筆者は考えています。
前置きが長くなりましたが、要するにデジタルを活用して、既存のビジネスモデルや、業態に改革をもたらすことがDXという認識です。
RPAがDXのベースになる?
RPAは導入前にしっかりと業務プロセスの見直しを行い、新しい業務プロセスの中でRPAが賄うべき範囲を明確にして導入を行う、といったフローが理想的とされています。しかし、人の介入がなくならない部分は必ずありますが、こういった部分まで無理にRPAで自動化をしようとすると、現場に浸透せず利用されなくなる場合があるので注意が必要です。
削減時間の創出や、ROIを気にしすぎて、RPAを使うことが目的となってしまうと、上記のような失敗につながってしまいます。
では、DX時代にRPAはどういった役割を果たすのか、どういった使い道がベストプラクティスなのかを考えていきましょう。
システム間のデータ連携
例えば、ERPシステムから抽出した人事情報と人事評価システムの持っている情報をマージ・整形し、人事評価システムに再度取り込む、というようなシステム間のつなぎの役割を果たすことができます。一人の従業員にたいして、それぞれのシステムが異なった情報を付加するようなシチュエーションに力を発揮します。人の情報に限らず、こういったマスタデータに該当するものの重複管理が発生してしまっていることは少なくありません。
システムのカスタマイズ、もしくはリプレイスをしようとすると、小さなカスタマイズでも結構な金額を要する場合がありますが、RPAを導入済みの企業であれば、コストあまりかけることなくこの課題を解決できます。
オンラインストレージを利用したファイル共有
何らかのファイルを生成するようなロボットであれば、そのファイルをOneDriveやDropbox等にアップロードするまでの処理をRPAでまかなうことで、イントラネット外からでも簡単にファイルの確認、修正ができます。こういったオンラインストレージの利用をロボットの一連のフローに組み込むことで在宅ワーク・テレワークの推進につながります。
上記の例は、筆者の周りで実際に運用されているロボットから抜粋したもので、RPAを導入済みの企業は、より効率できなRPAの利用方法を検討・実践しており、DXを推し進めています。
まとめ
一つ一つのロボットを一連の業務プロセスの中で安定稼働させていくことで、DXの基盤を作っていくことがRPAのベストプラクティスになると筆者は考えます。
RPAを利用した業務プロセスをベースに、(AIやOCRを利用することも含め)中長期的なビジョンを明確にすることで、DXを確実に推し進めることができます。
まだRPAを導入していない企業の方がいらっしゃましたら、一度こちらからお問い合わせください。貴社のDXに弊社のRPAがお役に立てるかもれません。
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