【簡単でおすすめ】高性能なAI-OCRが無料で試せるIQBotを使ってみませんか?
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Automation Anywhere Enterprise A2019 IQBot OCR RPA -
UPDATE
2020/09/15
OCR製品はAI-OCR識字率向上(文字認識の精度向上)やRPAの拡大などで導入が進んでおり非常に注目が集まっています。Automation Anywhere社の製品である「IQBot」は非定型帳票に対応している製品であり、少し他の製品と異なる優位性があります。
「IQBot」の特性紹介の通して「IQBot」がRPAとあわせて無料で試すことができる素晴らしさを伝えていきたいと思います。
IQBotのCommunityEditionはとてもとてもおすすめです。
OCRにご興味がある方はぜひ試してみてください。
Automation Anywhere Enterprise A2019の紹介
Automation Anywhereの進化についてご存じですか?
2019年にAutomation Anywhereは次世代RPAプラットフォームEnterpriseA2019の提供を開始しました。
Enterprise A2019はクラウド上でサーバーだけでなく開発プラットフォームを提供します。
<Version11までのAutomation Anywhere>
<Enterprise A2019のAutomation Anywhere>
Enterprise A2019では開発をサーバー上で行うためブラウザだけあれば開発が可能です。
※ただし、画面操作の記録などはBot Agentを取得する端末にインストールし取得が必要です。
Enterprise A2019での変更点を少しご紹介します。
1. コマンドの表示がリスト型表示に加えフロー表示に対応
v11までのリスト型表示で広い範囲を一目で確認が可能。追加されたフロー表示により視認性を向上。
この2つの表示を同時表示や切り替えが可能になり開発者に優しくなった。
2. AI実行、OCR実行用のコマンドやファイルストレージアクセスなど標準コマンドが大幅拡充
AWSやMicrosoft AzureのNLP、IBM WatosonのAI、MicrosoftやGoogleのファイルストレージや
WEB共同編集型ドキュメントなど多彩なコマンドが標準搭載された。
3. 変数に型が追加され、表形式でのデータ操作などに対応
ExcelやWEBの表をデータテーブル型として取得・編集・更新に対応し、
複数データのマッチングなどがより高度に実施可能になった。
4. Pythonの編集や実行に対応
開発ツール内でPythonの作成や外部のPythonファイル実行などが可能になりAIをはじめとしたAPI実行が
より簡単になり、複雑なデータ操作にも対応可能となった。これにより他のRPAツールに先駆けRPAでの拡張性が大幅に向上した。
IQBotの紹介
IQBotは単純なOCR製品ではありません。
他製品と異なる点含めIQBotの特徴を以下にご紹介します。
1. 非定型帳票に対応した製品
IQBotはレイアウトがバラバラであったり項目が同じでない非定型な帳票に対応しており、
例えばレイアウトが会社毎に異なる請求書など今まで対応が難しかった書類に対応しています。
帳票種類 | 特性 | 代表的書類 |
定型帳票 | 決まったレイアウトの帳票のみ | 申込書、アンケートなど |
準定型帳票、非定型帳票 | レイアウトや項目の規則性が低い | 請求書、領収書、契約書など |
2. OCR自体(画像抽出)を行う製品が選択できる
「IQBot」は非定型帳票に対応している上、画像を抽出するOCR製品を選ぶことができる拡張性の高い製品です。
これにより複数のOCRを使い両方で合致したものは人のチェックをしないなど精度向上を行う事や
対象となる書類の特性によりOCR製品を変え精度を向上させるなどの手段を取ることができます。
OCR製品 | 英語 活字 | 英語 手書き | 日本語 活字 | 日本語手書き |
ABBYY | ○ | × | ○ | × |
Microsoft Computer Vision | ○ | ○ | △ | × |
Google Vision | ○ | ○ | ○ | △ |
Tessaract4も使用可能であるが無料ソフトで非常に精度が低いため割愛
この中ではGoogle Visionが非常に広範囲に使用可能(日本語手書きは対応しているが未サポート)で精度も高い。
※各製品の精度についてはいずれ検証結果を別コラムなどで紹介予定。
日本語手書きに対応したOCRの連携が今年夏頃の公開予定との計画もあり更なる機能拡充が期待できる。
3. 型や形式の指定に加えPythonプログラムによる値の編集が可能
Pythonプログラムにより1つの漢字とかながセットになった名前を漢字とかなの項目にわけるなど
編集をプログラムにより実現することができる。
例) 「愛休 太郎(あいきゅう たろう)」⇒ 漢字名:愛休 太郎、かな:あいきゅう たろう
PythonプログラムによりOCR結果を使った検証を行うことができる。
明細行の合計と合計金額が一致した場合はOCRが正しく認識できたとして
人の確認を行わずに登録するなどの手段が取れる。
4. 位置の補正と学習を簡単に行う事ができる
IQBotでは位置の学習が簡単に行う事ができます。
項目の位置指定は下の画像右にあるようにあらかじめ抽出された黄色のエリアの選択するか
フリーハンドでエリアを指定する事で設定できます。
指定した位置はすぐに実際の帳票を開き抽出確認が可能になっており非常にわかりやすくなっています。
CommunityEditionのIQBotについてまとめ
CommunityEditionは先月(8月)の中旬のUpdateにより大幅に機能性が向上し、今回ご紹介したOCRの選択やPythonスクリプト、位置学習の即時結果反映確認などが追加され、無償版だけで多くの検証が可能となりました。
加えてCommunityEditionはIQBotだけではなくEnterprise A2019(RPA)との連携が可能です。
これによりRPAの事前処理、事後処理との連携までを確認することができます。
例) RPA ⇒ OCR(IQBot) 位置取得 → OCR(Google/MS/ABBY) 文字抽出 ⇒ RPA
<要点まとめ>
CommunityEditionで検証が可能なポイント
①IQBotの操作感やPythonによる項目編集
②IQBotで項目抽出位置の自動抽出・再設定、位置情報のトレーニング
③OCR3製品のOCR識字率検証
④RPAとIQBotの連携
以下の①~④がすべて無償のCommunityEditionにより検証が可能です。
このCommunityEditionを使う事でAutomation Anywhere製品の利点を十分に理解し
OCRに向いている帳票やRPAを含めた業務の自動化検証が可能になります。
Automation Anywhere社では最短5分で項目設定や位置設定を含めて完了し取り込み完了できるといったウェビナーも紹介されており操作性は非常に直感的で多くの時間をかけずに検証を行うことができると思います。
代理店でありコンサル・開発提供する我々も製品の特性を細かく紹介できるCommunityEditionをぜひ利用いただきたいと思いこのコラムを書かせていただきました。
紙業務の自動化は近い所にやってきています。
みなさまの業務に大きな成果をもたらすIQBotをぜひお試しください。
PoCの支援や導入の依頼や相談がありましたら以下までご連絡お願いします。
contact@bigtreetc.com
コラム担当:RPA事業部 竹中
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