医療×RPAの可能性を考える

はじめに 

ついに非常事態宣言が全国的に解除されましたが、東京ではまだまだ油断ならない状況が続いています

今回のコロナ禍ではこれまで以上に医療がフューチャーされ、世界中で医療従事者への感謝やエールが送られています。 

一方で医療業界の人材不足も耳に入ってきました。 

そこで本稿ではRPAが医療の人材不足解消の一手になりえないか考えていきたいと思います。 

 

導入への障壁はどこにあるか 

医療業界へRPAを導入する、そうは言ってもいイメージがあります。  

そこで実際にRPAやITシステムを導入する場合、障壁となりうるのはどんなものがあるのか、 

際に数名の医療従事者に聞いてみました。 

医療業界ならではのご意見もあれば、業種を問わずRPA導入にあたっては必ず検討が必要なお悩みも見受けられます。 

 

障壁の分析 

頂いたご意見のうち、①については患者の情報を入力するシステムが複数あり、連携が難しいため現状目視で転記していたりするようです。こういった作業はRPAの得意とするところであり、活用すべき業務だと考えられます。 

例として電子カルテAから別の電子カルテBに転記するといった業務を考えてみます。

この場合、CSVやExcel等で電子カルテAからデータをダウンロードが可能であれば、ロボがデータを電子カルテBに合う形で加工し、電子カルテBへの入力までも担当させることが可能だと考えられます。 

これまでは自前で連携機能を用意しなければいけなかったようなシステム連携もロボであれば比較的容易に実現できる可能性があります。 

 

また④の制度変更についても、RPAは大きなシステムと比べると比較的安価で早く改修が可能であるため、UIの変更等が発生しても改修コストを抑えられる可能性があります。 

その他②③⑤については、経験あるRPAコンサルタントと優先度や体制づくり、RPA化に向けた検証を進めていければ越えられないハードルでは無いと考えます。 

 

医療業務の分析 

次に実際に医療業務でRPAに向いている業務について探っていきたいと思います。 

医療業務というと診察や手術等が想起され、一見するとRPAの入り込む余地は無いように思われますが、 

実際は書類作成や記録作業等、他職種への分担が可能な作業もあります。 

以下に50代以下の常勤医師がある一日に費やした業務時間と、他職種に分担できる業務の割合を記載します。 

(出典;医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査(厚生労働省医政局) 

 上記の表で示す通り、1日で費やした時間のうち、 

「医療記録(電子カルテの記録)」 

「患者への説明・合意形成」 

「医療事務(診断書等の文書作成、予約業務)」 

「血圧等の基本的なバイタル測定・データ取得」 

「院内の物品の運搬・補充・患者の検査室等への移送」 

上記うち約20%弱が他職種に分担可能とされています。 

この中にはRPAが得意とする文書作成や記録が含まれており、RPA化検討の余地が十分にあると考えられます。 

 

まとめ

今回のコラムでは、医療業界でのRPA化の可能性と障壁について考えていきました。

もちろん実際の業務は各医院、医師によっても変わるとは思われるため、上記以外でも、RPAに向く業務があると考えられます。 

また医療業務へのRPA化に懸念がある場合は、まずは他業界でも実績の多い経理や人事業務のRPA化を検討してみるのも良いかと思います。

 

但しRPAの推進には体制の整備や業務の整理、製品の選定等準備すべきことが多くあるため、コンサルタントと協業で進めていくことが望ましいです。 

まずは小コストで導入できる業務から選定しRPA化進めてみませんか? 

ぜひ他領域での経験が豊富な弊社コンサルタントへ一度ご相談ください。 

 

よろしくお願いします。 

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