【検証編】古いBlue PrismでもEdge操作したーい(IEモードも)
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TAG
渡部直樹 -
UPDATE
2021/10/31
目次
お疲れ様です。渡部です。
前回の続きです。スキーに行きたいです。
前提環境説明
- Blue Prism 6.4
- Windows Server 2019 Datacenter 10.0.117763
- Microsoft Edge 95.0
AA/UIAでEdgeの要素認識できる
実はEdgeは特にオプションを付けなくても、Edge拡張機能(HTMLモード)が利用できない場合でも、AAモード・UIAモードで要素認識ができます。
Chromeの場合は「--force-renderer-accessibility」パラメーターを付けないとAAモードが利用できないので、同じChromiumベースのブラウザでもGoogleとMicrosoftで方針が違うんですね。
もともと、AA(Active Accessibility)はMicrosoftが「身体的または認知的困難を持つ障碍者が、対応アプリケーションをより使いやすくするよう支援する機能」として開発したものなので、Edgeでも同じようにという考えがあるのかもしれません。(RPAに係る人はWikipediaのMicrosoft Active Accessibilityページを見てみるのもいいかと思います。RPAがどういう技術の下実現できるのか理解が深まるので)
まあ、実際のところHTMLモードに比べると認識できる情報は弱いのですが、自動化フローの内容によっては十分に自動化できるかと思います。
さらに言えば、Edge(IEモード)の場合は、Edge拡張機能が無くてもHTMLモードで取得が可能です。
それぞれSPYパラメーターがどのように認識されるかSalesforceのログイン画面をサンプルとして見ていきましょう。
Edgeネイティブ+UIAモード
Edgeネイティブ+AAモード
Edge(IEモード)+HTMLモード
Edge(IEモード)+UIAモード
Edge(IEモード)+AAモード
この組み合わせの場合だけ、うまく要素認識ができません。
他のサンプル
画面内の値
Match Indexを使わないと特定できないところがイケてない。
同じくMatch Indexを使わないと特定できないところがイケてない。
入力ボックス
印刷画面
印刷画面はHTMLではなくEdgeアプリケーション自身が出してますが、UIA/AAで普通に操作可能です。
注意点
AAモードでのWindow Text
表示されているタブの数によって、Value値が変わってしまうので、ワイルドカードを利用して指定する必要があります。
まとめ
これで古いBlue Prismを使っていてもEdge操作の自動化が「ある程度」実現できることが分かりました。
もともとIE11でHTMLモードで認識していた時と比べると、認識できているパラメーター数が少ないので、どこまでIE11で出来ていたことが再現できるかは不明です。
そのため、この方式自体はやはりサブプランの位置づけで、もしできるのであればBlue Prismをバージョンアップして、Edgeネイティブ+HTMLモードで操作できるようにしておくことをお勧めします。
たしかにBlue Prismのバージョンアップは結構大変です。(別環境を作って、1つずつプロセスを移行してテストして切り替え。。。。)お手伝いします。
また、ブラウザ関連であれば、各RPAベンダーが移行ツールを作成しているので、どのように使うのかなどまた紹介したいですね。
ではまた次回お楽しみに(^^♪
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