RPA製品の国内・海外でのシェア分析
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Automation Anywhere BizRobo Blue Prism UiPath WinActor -
UPDATE
2020/09/29
1、はじめに
みなさんこんにちは。昨今RPAを導入する企業が増えて様々なRPA製品があります。
そこで今回は、国内・海外でのRPA製品の市場シェアについて
どのような違いがあるのかご紹介させていただきます。
2、国内・海外でのシェア率の違い
2-1 国内でのRPA製品のシェア状況
IDC Japan株式会社の調査によると2018年の国内RPAソフトウェア市場シェアの首位は
NTTデータ、2位がUiPath、3位が富士通、4位がAutomation Anywhere、5位がBlue Prismでした。
同市場では上位3社の合計がシェアの75.0%を占めています。
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ45572319
しかし、海外RPAベンダーも日本企業とパートナー契約・日本法人の設立を行い、日本市場での
シェア拡大をしています。
2-2 海外でのRPA導入の特徴を紹介
2-2-1 日本の企業との違いは?
海外のIT企業ではRPA導入がトップダウンとしてトップが現場の業務を理解し導入する
特徴があります。会社全体で業務の標準化に取り組み、RPA製品・ツールに合わせた
業務をするようにしています。経営者からもRPAの導入効果が把握しやすく、スムーズに進みます。
一方日本企業では、現場のニーズにより数部署でトライアルとして導入するケースが多く、
ボトムアップとしての導入が多いです。そのためNTTグループという知名度もあり、
日本語のサポートがしっかりとした純国産ソフトのWinActorが人気の理由となるのではないで
しょうか。
2-2-2 民族・言語・文化での違いがあるか?
例えば、アメリカでは多民族国家となり様々な人種の方が企業に所属しております。
その中で、業務をこなしていくため誰にでも使いこなせるシステムが導入されることが
多いです。インド・オセアニア・東南アジアでも英語情報に対しての抵抗が無いため、
幅広いパッケージ、他者の書いたソースコードを流用することに慣れており、開発費用も
日本企業と比べて安く済むことがあります。
RPA製品に関しても、開発済みのソースコードをストアよりダウンロードできるUiPath、
Automation Anywhereといった製品が人気となっています。
日本では、日本語の複雑さにより、設計書やシステムの理解が難しく感じた
ことはないでしょうか?
私自身、前職で金融系のシステム開発を行っておりましたが、設計書を読み解くにも時間が掛かり、
有識者の方へ何度も仕様の確認を行い、苦労した経験があります。
業務に精通した人間が重宝される企業文化があり、その結果RPA導入がスムーズにいかない
ケースがあります。
2-2-3 海外での導入事例の紹介
https://www.uipath.com/solutions/customer-success-stories/federal-bank
連邦銀行(Federal Bank)のUiPath導入事例をご紹介致します。
連邦銀行は、インドのケララ州に本社を置く大手民間銀行です。非常に積極的な成長率を経験し、
現在ではインド全土で1,250を超える支店を運営しています。
しかし、ビジネスの成長に合わせてコンプライアンス要件を維持することに関連する、
いくつかの潜在的な課題をもたらしました。
連邦銀行の最高執行責任者であるShaliniWarrierは、次のように述べています。
「私たちは常に、ビジネス全体を管理するための新しく、より優れた、よりスマートな方法を探して
います。 これらの新しい状況により、RPAを検討することになりました。
多くの重要なプロセスを自動化することで、ユーザーはコストを削減し、データの精度を向上させ、
会社全体の将来の効率化のためのスケーラブルなソリューションを得ることができると
確信しました。」
RPAを使用して、投資管理、および投資監視部門内の多くの重要なビジネスプロセスを自動化
しました。これらのプロセス全体でワークロードを20〜50%削減できたと報告しています。
これにより、年間で8,000時間以上節約を実現しています。
連邦銀行のRPA導入事例からわかるように、最高責任者がプロセス自動化の意識を持ち、全社的に
取り組むことにより、より大きな成果を挙げられることがわかります。
3、終わりに
弊社では様々なRPA製品での導入実績があり、より最適な製品アプローチをサポート致します。
RPA導入ご検討の際は、ぜひ一度BTCにご相談ください!
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