PowerAppsを用いたノンコード、ローコードアプリ開発の検証
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Power Automate PowerApps 事例紹介 -
UPDATE
2020/11/09
はじめに
皆さん、こんにちは。11月になり、肌が乾燥してリップクリームやハンドクリームが欠かせない時期になりましたね。
米国トヨタがマイクロソフトのPower Appsというノーコード、ローコード開発ツールを用いて作られたアプリケーションで、現場を改善した事例が取り上げられました。
記事の内容はこちらをご参照ください。
今回は、PowerAppsを実際に使ってアプリケーションを作成し、ノーコード、ローコード開発の検証及びRPAとの関係性について述べさせて頂きたいと思います。
実際に開発したアプリケーション
今回はスペインのサッカーリーグ、リーガエスパニョーラの順位表を確認できるアプリケーションをエクセルから作成しました。
最初の画面では順位、チーム名、画像が表示されるようになっています。画像はチーム毎のエンブレムを使用したかったのですが、著作権の問題があるためフリー素材を使っております。
チームをクリックすると勝点や得点数などの詳しい情報が確認できます。
詳細画面のペンマークをクリックすると勝数等を編集できるようになっています。
実際に作成してみた所感
本来このようなアプリをコードを書いて作成するには、プログラミング経験のない方であれば少なくない時間を要すると思いますが、PowerAppsの知識がゼロの状態からおおよそ3時間程度で簡単に作成することができました。
と申しますのも今回作成したアプリケーションの大部分は以下のエクセルをテーブル化したものをPowerAppsで読み込んで作成してくれるからです。
PowerAppsに上記のテーブルを読み込ませてあげると以下の画像のように、ひな形を自動で作成してくれます。
後は順位や画像を挿入し、少し手直しするだけでアプリケーションを作成できました。
エクセルのテーブルを用いてまとまった情報をアプリケーションにできるため、情報をパッと人の目で見て分かりやすい一覧にできると考え、今回はスペインリーグの順位表を確認できるアプリケーションを作成しました。
ほかにもPowerAppsを使えば、社内の人物紹介をしてくれるアプリケーションなども作成できると思いました。
PowerAppsとRPAの関係性
PowerAppsをより効率的に使う方法があります。
それは上記参考記事内にも記載されていますが、RPA機能を搭載した「Power Automate」というものです。
Power Automateを使えば、新しくPowerAppsで作成したアプリケーションと普段から使っているアプリケーションを連携させる機能をRPAで簡単に実現できます。
そのためPowerAppsとRPAを組み合わせて使うことで、新しく作成したアプリケーションに情報を入力するだけで、普段使っているアプリケーションにも自動で情報が入力することなどができます。これにより手動で同じ作業を行うよりも、時間及びヒューマンエラーが削減されると考えられます。
以前にPower Automateについて詳しく書いたコラムを、弊社コンサルタントがアップしておりますので合わせてご覧いただければと思います。
また今回作ったアプリケーションは順位表なので、試合が行われる度に順位などが変動するためアプリケーションを更新するためには、その都度サイト等を確認して、順位や勝点を手動で入力することになります。しかしRPAを使用すれば順位などが記載されているサイトから情報を抽出し、アプリケーションへ自動的に反映させることもできます。そのためわざわざ手作業で変更する手間を減らしてくれるので、より優先度の高いことに時間を回せます。
まとめ
今ではローコード、ノーコードで簡単にアプリケーションを開発できるようになることが分かりました。
非エンジニアの方々でもPowerAppsを使えば簡単にアプリケーションを作成できると思いますので、気になった方はぜひ試してみて頂ければ幸いです。
弊社はRPAに限らず、様々なWebアプリケーションの作成についても実績がありますので、気になる点等ございましたら、お気軽にご相談ください。
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