Power AutomateでChatGPT API使ってみた!

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    2023/07/13

1.はじめに

みなさん、こんにちは!この記事ではPower AutomateでChatGPT APIを使うための手順を紹介したいと思います!Power AutomateなどのRPAツールはビジネスプロセスを自動化するための強力なツールですが、ChatGPTと連携することでフローに人間らしさや柔軟性を加えることができるかも? それでは、早速始めましょう!

2.Power AutomateでChatGPT APIを使うための手順

2-1.ChatGPT APIキーの取得

まずはPowerAutomateとの連携に必要なChatGPTのAPIキーを取得します!

https://openai.com/blog/chatgpt にアクセスし右上の「Log in」からOpenAIのアカウントにログイン

 

② 以下の画面で「API」を選択

 

③ 右上のアカウント情報から「View API keys」を選択

 

④ 画面中央の「+ Create new secret key」を選択後、名前(任意)を入力

 

⑤ 「Create secret key」をクリックし、表示されるAPIキー情報を控えておく(※後から参照できないので注意!)

 

2-2.Power Automateのフロー作成

次にPowerAutomateのフローを作成します!

① インスタンスフローを作成(手動でフローをトリガー)

 

② 以下のように「API Key」、「質問」、「回答」という変数を初期化するアクションを追加

 

 

※「API Key」の値には先ほど取得したAPIキー情報を入力します!!!

 

③ HTTPコネクタを作成

 

 

 

・URI

https://api.openai.com/v1/chat/completions

 

・ヘッダー

Content-Type application/json

Authorization Bearer [API Key]

 

・本文

{
  "model": "gpt-3.5-turbo",
  "messages": [
    {
      "role": "user",
      "content": "@{variables('質問')}"
    }
  ]
}

 

2-3.テスト実行~要素の解析、実装

① 質問の変数の値にChatGPTに質問したい内容を直打ちする(今回は 日本で一番高い山は?)

 

② 右上からテストを実行

 

③ フローの実行→完了

 

④ httpの出力から回答部分を確認、Jsonデータをコピーしておく

 

⑤ Jsonデータの解析アクションを追加

 

⑥ 「サンプルから生成」をクリックしてサンプルJSONペイロードの挿入に、先ほどコピーしたJSONデータを貼り付け

※コンテンツには「HTTP - 本文」を追加

 

⑦ スキーマが自動的に生成

 

2-4.実際に回答結果を出力してみる!

① 変数の設定

 

② 名前:「回答」、値:「content」に

 

 

③ 自動的にApply to each が作成され出力対象がchoicesになる

 

④ 最後にもう一度値を設定しなおして実行する

 

⑤ 回答結果が出力される!

 

3.終わりに

いかがでしたか?

今回はPower AutomateでChatGPT APIを使うための手順を紹介しました。

RPAはルーティン業務や繰り返しのタスクを自動化するための強力なツールです。それに対して、ChatGPTは自然言語処理モデルであり、人工知能による自然言語生成や問題解決が可能です。この組み合わせによって、より高度な業務効率化が実現できると期待されています。

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